SSブログ

「渇!」4-震災の中の政治家- [政治家の姿]

-東日本巨大地震-


自民党。
・・・本当に震災の教訓はこの政党で生かされるのでしょうか?・・・・

テレビ朝日が「原発と原爆」で放映されましたが、日本は世界でひとつだけの核爆弾を落とされた国。
いつだったか大量破壊兵器の所有でフセインを打倒するテロ報復攻撃をアメリカは実行した。・・
しかし、大量破壊兵器は確認されなかった。
アメリカはその大量破壊兵器で日本人を大量殺戮した国です。
当然、戦争における法を破り人間に初めて破壊力を検証するために落としたのです・・・・。
放送で確認できることは、アメリカは核爆弾を人間に故意に落とした国のレッテルをイメージを解消するために、核被害にあった当事者の日本が、その教訓を基に核を平和利用し核開発において世界的に先進することが出来れば、アメリカの最悪な独善的イメージや核を落として大量殺戮したという歴史上の汚点をを払拭出来ると考えた事。
そして、原発の推進に多大な援助をしてきたのだ。
また、敗戦した(無条件降伏した)日本はそれに乗らざるを得なかったのかもしれない。
つまりアメリカの策略にハマるしかなかったのだ。
問題は、その後経済的先進国になってゆくに従い政治も腐敗してゆき、この原発における利権争いの裏面が疑惑として浮上する!
そりゃそうだろ!よーく考えりゃ分かることだ。
原発は建設に金が掛からないなどと言っているが、核廃棄物処理資金や建設地における地域援助資金など建設後の費用が永遠と発生するのだ!
それだけではない、核廃棄物の汚染は地下に埋められても将来必ず人間に影響するだろうし、地震国の日本はいつ起こるか分からない地震により地下処理場が破壊される可能性も大きい。

つまりそれが解決していない最悪な発電所なのだ!
将来の子供たちにこんな負の遺産を残していいのか?
地下処理場をこれ以上増やしていいのか・・・?

それが分かっていて何故再稼働するのか????。
核を100%安全にする。廃棄物が発生しない研究は必要かもしれない。しかし、こんな未完成の状態の物を製品化していること自体が問題なのだ!

ドイツはこの福島の事故を教訓に国が原発を全廃した。
日本が出来ないのは・・・?
原発利権で潤う輩が政治を支配しているとしか思えない・・・。

例えば完成されていない最悪な原発が・・・北海道の泊原発が地震により福島と同様の事故が発生したら、生産物や観光で経済が成り立っている地域は崩壊し壊滅するんだぞ!
それだけではない住民は住居を失い、食を失い、故郷を失い、国は食料を失い、貿易を失い、想像を絶する損失を生んでしまう。

日本は映画「東京原発」でも訴えているが、原発が無くても電力不足にはならない。
福島の教訓を無視して何故再稼働なのか?、電力不足を指摘するがもしそうだとしたら、その原因は政府が作ったものじゃないかー!
アメリカの策略で原発推進したのは仕方がないとしてもエネルギー予算の90%を原子力に費やしたことで、燃料電池開発や自然エネルギー開発は世界の先進国で一番遅れてしまったり、関東関西の周波数を統合してなかったことで福島の事故での電力供給に支障をきたしたりと相当お粗末な国の問題が発生した。

地域の死活問題を理由としている原発利権による生活住民は結局原発に頼りきっている訳で、産業が無いからとか、若者がいないからとか言いだしたら切りがない・・・。
では原発がない地域はどうしているんだ?・・原発に頼らず地域再生に努力し成功している地域さえある。
原発依存に予算を掛けるより地域活性や再生に予算を掛けるべきなのだ!

まぁそんな事を考えることよりも原発は100%安全にコントロールされない限り、廃棄物を発生させない技術が開発されない限り、確実に日本を崩壊させる負の遺産であり時限爆弾なのだと言うこと。
それをちゃんと把握することが必要なのだ!

日本の開発力や技術力があれば原発などに頼らない電力確保が可能になると思わないか?・・・
エネルギー予算は原発ではなく危険性のないエネルギー開発に今からでも使うべきではないか?・・・・

安全なエネルギー確保が出来る技術があれば、そしてその技術で先進出来れば、日本はそれだけで世界に大きな貢献が出来、その需要は国を正しい方向に潤して行くのではないのか・・・・・










nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:ニュース

「喝!」4 グルーポン!知られざる仕組み。 [知恵なのか悪知恵なのか?]

[手(グー)] おせち配送のトラブルでニュースになった、あの「グルーポン」・・・

このグルーポン=GROUPONの仕組みをご存じだろうか?

彼らは新規オープン・リニューアルオープンなどターゲットにしたクーポンチケットを販売する企業だ!

【プロセス】

1.グルーポン側の営業マンはまず最初に”見込ターゲット”を決める。
2.ターゲットにアポイント。

内容は「御社の商品をグルーポンのWebサイトで販売しませんか。4日間の掲載で4,5千枚はいけます。」

3.掲載する写真はグルーポン側が負担、但しターゲット側にあれば提供して欲しいと要望。
4.チケット販売する商品を検討。(単品にいくつかの商品を加えセット物にする事を強要=安いという魅力を最大限にするため)

5.価格設定。グルーポン側は50%引きを強要!(半額くらいにしないとチケットの購入の伸びは無いと言う)
6.ターゲット側は原価割れしない商品で検討しセット内容を決定。
7.そして契約。しかし、驚くのはこれから!

例えば1000円の販売商品と決めた場合、Webサイトには50%引き、500円で4日間掲載される。残りの500円に対しグルーポン側は50%を要求!つまりターゲット側(店側)には250円の売上。
人件費や製作に係わるコストを考えると赤字だろう。
しかし、グルーポン側は「店の認知度アップ、集客をアップさせることを考えた場合、赤字でも実施する効果は十分なのでは・・・」と言い、ターゲット側は覚悟を決めて契約する。

8.掲載スタート!
9.来店する顧客はQRコード付クーポンチケットを印刷したもの、または携帯画像で提示する。店側はそのQRコードをグルーポン側から借りているチェック機で確認し送信(グルーポン側に)

ここからが疑惑の内容だ!

例えばWeb掲載4日間で売れたクーポンチケットが3000枚だったとしよう、そのチケットの有効期限が4ヶ月、グルーポン側の支払いが驚きだ!
普通3000枚は売れたら、クレジット決済でグルーポン側に入るので、1500枚分が店側に支払われるように思うが、実際には店側がチェック機で読み取ってグルーポン側に送信された分のみの支払なのだ!

確かに店側は来店した顧客分の商品の提供なので違和感は無いが、送信エラーだったり、エラーしたチケットの番号を記載し忘れたり、誤記入したものは支払対象にはならない。
つまり、店側は売れたチケットの内、来店した人数のみの実績だが、グルーポン側はチケットの販売数の実績となるのだ。
統計的にチケットの販売数に対し有効期限内の来店数は80%くらい。

ということは来店しなかった顧客の20%は丸儲け!

グルーポン!中々やるなー!

だけど!だとしたら50%は取りすぎだろ!暴〇団のしのぎの方が安いんじゃないか?
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:ニュース

「渇!」3-震災の中の政治家- [政治家の姿]

-東日本巨大地震③-

JCO東海村臨海事故の教訓は生かさない?・・・

チェルノブイリにしても直接降りかからない災害には無頓着なのは人の常。
しかし、政治家は違う!。

常に過去の事例に基づき将来の日本の危機管理を万全にする行動が求められる。
阪神大震災の経験は生かされたのか?・・・

原発は前回述べたように未完成のエネルギー源であり、リスク回避は不可能なのだ!
それを理解しながらもエネルギー予算を原子力に傾注してきた自民党政治と行政。

戦後与党自民党の創り上げてきた日本の姿。・・・・
福祉ダメ、医療ダメ、年金ダメ、貧困率最低一歩手前、・・・日本格付けダメ。
何一つとっても今後の日本の将来に明るい光は無い。・・・

日本の経済は下降し始め、大手企業も今後は規模拡大するためには商圏を国内から海外へシフトせざるを得ない経済状況になった。

そこに今回の東日本大震災。

この大変な事態に原発推進してきた筆頭野党の自民党は何をやってんだろう?

「行動が全く見えな~い!。」

特に福島の原発は自民党のお粗末な危機管理体制が招いたものじゃないか!
電力の供給にしても関西、関東統一周波数の機会は何度もあったじゃないか!

必要の無い原発に予算の大部分を割き、肝心なリスク管理は一昔状態のまま。・・・
利権政治を疑わざるを得ない。

「ふざけるなー!」

与党、民主党はとうとう浜岡原発の停止を決定した。

自民党の後処理を引き継いだ民主党の仕事としてはあまりにも負担が大き過ぎたのかもしれない。・・・・
自民党は、その責任に対し反省した弁も無く谷垣総裁は傍観者。
もう自民党の国民に対する侮辱は計り知れない。・・・

原発賛成派としてCMに出演した、ギャラを優先させた芸能人達もいた!

将来の子供たちのことを本当に考えたのかー!

福島の事が自分に降りかかった場合、どんな状況になるのか・・・・
自分の事として考えたら気が狂いそうだ!。
住めない!生活が出来ない!学校に行けない!・・・・もう人生が一変してしまったのだ。
地震なら諦めるしかないだろう。・・・自然災害は誰にでも起きうること。

原発は違う!。

福島の人達は希望していない原発の誘致を東電と国の口車に乗って許してしまったのだ。
しかし、それはその安全性と信頼性を信じたからであって、こんな状況が起きてしまうことなど想像もしなかったのからだ!。

東京の余分な電力を作るために、関東ではなく福島に作った原発・・・・

今後の地方財政は益々厳しくなるだろう!


これは神が何らかの意味があって全国民に問いかけたに違いない!

それにしても東電は過去に様々な事故があったことも隠し、そのときの自民党はいったいどうしていたのか?

何が菅総理に内閣不信任?・・・・
そんなこと討議する前に全国民、そして福島の被災者にマスコミを通して謝罪しろ!

自民党員、原発推進議員はは東電社員同様に2割収入を被災者に渡せー!

いや「全部渡せー!」



つづく
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

「渇!」2-震災の中の政治家- [政治家の姿]

-東日本巨大地震②-

あれから2週間・・・

被災地の復興の兆しが見えてきた。
しかし、福島の原子力発電所の問題って・・・・・「ふざけるなー!」と言いたい。

アメリカの人口比を考えても原子力発電所の数が多い日本。
諸外国のエネルギー予算における原子力の比率30%くらいに対して日本は90%以上って、おかしいでしょう。
この災害は自民党時代からの利権政治が生んだ人災なのだ!・・・

プルトニュウムは人間が作った元素であり自然界には存在しない。

「東京原発」という映画には日本の電力事情やヨーロッパの原発で廃棄されたプルトニュウム燃料を再利用するプルサーマルの現状、そして内容は東京の電力なのだから東京に原発を作ると言う、都知事役の役所広司に反対する政治家や様々な機関、利権の影が腐った人間模様として描かれている。
しかし、プルトニュウム燃料をいくら使い切ってもプルトニュウムは完全には消滅せず結局その廃棄場所に大きな問題を残す。
テレビで公共広告機構のコマーシャルを見たことがあるだろうか、この原発で使用済みの廃棄物を安全な地中に埋める場所を探していますと言う、信じられないコマーシャルだ。

映画、「東京原発」を見て、今回の福島原発を考えた時、心が恐怖で凍りつく!
考えてみてくれ、このプルトニュウムの残った廃棄物を地中に埋められた土地や街は本当に安全と言えるのか?・・・・???
「安全なわけねーだろ!」
しかし、立候補してしまうのだ!財政赤字の町や村が・・・・自然の多い街や村・・・・・補助金を貰うために。
原発はその燃料の廃棄に100%の安全性と原子炉の100%安全性が保証されない限り完成された設備とはいえないのだ!

もう関係者以外に記憶に残っている人はいないだろう。・・・東海村臨界事故。
この事故は今回の福島原発のレベル5に対し、レベル4という位置づけになっているが、実際の内容は非常に厳しいもの。
JCOは本来核燃料を作っている会社ではない。しかし、国の原子力機関「動燃」(旧名)から依頼された原発用燃料も製作していた。

その事故は何故起こったのか?・・・

臨界状態は条件さえ守れば絶対に起きない。
1.形状管理、2.質量管理、この2点のみなのだ。
つまりウラン粉末を投入する容器の形状が定められたものであれば、ウラン粉末の料を間違えたとしても、絶対に臨海など発生しない。これが形状管理なのだ。
質量も容器の形状において定められた量を間違えなければ、臨海は絶対に発生しない。
しかし、この質量管理はウラン粉末の量を間違えた場合、臨海発生してしまう危険性があるのだ。
ということはすべて形状管理で行えば臨界など発生せず問題など起き得ないのである。

だから当然質量管理には国の特定機関の承認がなければ許可されないのだ。・・・・

JOC東海村臨界事故は、作業員がウラン粉末の量を間違えて投入したために発生してしまった。
投入した作業員は16シーベルトというとてつもない量の放射線を浴び数ヶ月で亡くなった。
その闘病記録は写真入で「フライデー」に発表された。内臓は腫上がり、肉は削げ落ち、何度皮膚移植ををしても次第に溶けて行く人間の体。・・・・・
投入した作業員の側にいた1名も亡くなった。また、近くにあった管理室にいた1名も重症。・・・

なぜJOCは形状管理をせず、質量管理をしてまで「動燃」から依頼された燃料のプルトニュウムを製造していたのか?・・・・
依頼された燃料のプルトニュウムは原発燃料の元素番号のそれとは違うプルトニュウム。
そのプルトニュウムはJOCにある製造槽の形状では小さすぎて製造できない。そこで大きな貯水槽を代用して製造していたのだ。
本来許可できるものではない。・・・・・何故?許可されたのか?だれが許可したのか?・・・・・????

実態はこうだ。 ・・・JOCが動燃から依頼されたプルトニュウムは高濃縮しなければ完成しない。原発用のプルトニュウムは高濃縮の必要性がないためJOCにある製造槽(形状管理されている)で十分可能。しかし、依頼されたプルトニュウムは高濃縮しなければならず、そのためには製造するための時間を多く要することになる。
事実の真意性は定かでないが、当時、動燃はJOCに依頼したプルトニュウムの納入が遅れていることに対し早く納入するよう督促をしていたと言われている。そこでJCO側は貯水槽で製造槽の代用を行い、質量管理で許可をとり製造していた。
なぜこんな安全が確保されない製造が許可されたのか?・・・・

この許認可は国の指定機関でなければ出来ない。
実は「動燃」という会社はその国の指定機関なのである。また当時JOCの責任者はその「動燃」から出向していた社員だったのだ。

結果は先に述べた通り悲惨な事故。
更に、その臨界後の対応に苦慮し何時間も遅れたため、広範囲にヨウ素を煙突から出し続けてしまった。
近隣の学校のグランドにいた生徒は眩暈や吐き気で病院へ、農作物にも甚大な被害が出た。


この教訓がなぜ活かされなかったのか?・・・・


なぜ原発予算を増やし続けたのか・・・・・



つづく。


nice!(0)  コメント(1)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

「渇!」1-震災の中の政治家- [政治家の姿]

-東日本巨大地震①-

十勝沖地震を体験したことのある私は、この揺れが普通の揺れでないことを一瞬にして理解できた!!!
理解できたと言うより、瞬間的に十勝沖地震の恐怖を体が覚えていたと言うことなのだろう。・・・

3月11日、私は秋葉原の古いビルのエスカレーターを上っていた。
2時46分・・・ビルを襲ったその揺れは一瞬で周りをパニックに陥れた。・・・
天井の一部分が落ちてきた!
電球らしき物も落ちてきた。
店員は「落ちついて下さーい!」と言いながら店員自身がパニくっている。

エスカレーターの客は塞ぎ込み、下に見えるフロアーの客は右往左往している。・・・・

<倒潰するかもしれない>頭を過ぎった。・・

このビルがかなり古いことは知っていた。
<もし倒潰する場合、地震発生から崩れるまでに30秒前後だろう。>
立っていられないくらい揺れる中を、体はエスカレーターを逆走していた。・・・
今でも、その時どのようにして外に脱出したかは覚えていない。
ただ、1分は掛かっていなかった。1フロアーを3歩くらいのスピードで降りてきたらしい。・・・<6階から・・・!?>

スパイダーマンのように降りてきた私は、1階入り口に着いて驚いた。・・・
人で入り口が塞がれているのだ!。・・・
その人壁を掻き分け外に出ると、中央通りの道路の真ん中、両側のビルの壁際に人が集中している。?
道路の真ん中は、「両側のビルが倒潰したら・・」と言う恐怖心から人が集まった事は理解できる。
しかし、ビルの壁際に人が集まる心理が分からない?・・・<ガラスや落下物が直撃するかもしれないのだ>

<まだ揺れている・・・強い余震が来るかもしれない。・・・>

私は叫んだ!「早く非難しきゃ駄目だ!」・・・・!!!。
その時、4階建てのビルの看板が落ちてきた!。   ・・・・・「ガシャーン!・・・・。」

偶然人がいなかった。・・・
「早く非難するんだー!」

しかし、驚きことにその道路の真ん中に集まる若者たちは・・・・揺れる高層ビルの写メを撮るのに必至!・・・
よく見ると笑っている。

「すげーよ!」、「こんなの体験できないぜ!」、「メッチャ感激ー!」、・・・・・・・・・・

私は再び叫んだ、「何やってんだお前らー!、避難するんだー!」・・・・

目の前のコスプレっぽい服装の女の子が言った、 「死なないもんねー!バーカ。」・・・・

<この国はどうなってんだ。>・・・・・

また向かいのビルの上から何かが落ちてきた。
外に出ていた店員が叫んでいる。「危ないでーす。ここは通らないで下さ~い。」・・・・
ビルとビルの間の消火栓のしたの地面にひびが入り水が出ている。・・・

私は我に戻り、このビルの谷間(道路の真ん中)にいる状況はまずいと思い、咄嗟に思い出した近くの空き地に避難することを選択した。・・・

避難途中も揺れていた。
<どこで発生したのだろう?>
携帯のワンセグを見た。<宮城県沖>・・・・・
<友人がいる。>・・・・・・即電話したが繋がらない。
メールしてみた。   ・・・・  ・・・・  ・・・・  「送信できた!」
2、3分して返信が来た。  ・・・・<大丈夫だ。家族も無事>
安心した。・・・・・・ところで<俺は帰れるのか?>・・・

まだ揺れている。・・・・十勝沖地震のときは10時間後くらい経過して大きな余震がきた。
今回も来るかもしれない。・・・

揺れが少しづつ収まってきた中で、私の体は無意識に秋葉原駅に向かっていた。・・・
駅前には凄い人溜まりが出来ていた。
駅案内スピーカーから終日運休の声が聞こえる。・・・「やっぱり駄目か。」
千葉に徒歩で帰る気にはなれない。・・・カプセルかビジネスに宿泊する思いで両国駅を目指して歩き出した。
しかし、途中のビジネスホテルも入り口に「満室」の表示が・・・

「こりゃ両国のホテルも無理だな。」と思いながらも歩いた。・・・
やっと到着して次々にビジネスホテルを覗いたがラッキーは無かった。
駅でトイレを借りようと向かった。
駅に人は殆どいない。・・・・・
駅員にトイレを貸して欲しい事を告げ、ついでに「バスは出てますか」と言うと・・
「新小岩まででてますよ。」

んん~、・・・・<とりあえず新小岩まで行ってみるか>
バス停に向かった。・・・

うわっ!30人以上並んでいるな。・・・・時計は18時10分。
長期戦になると判断して、バス停横のコンビニで食料を調達することにした。
しかし、コンビニに弁当やパンは一切無かった。
とにかく水、アリナミンVドリンク、スィートポテト、串揚げチキン、スナック菓子を買い長蛇の列に並んだ。・・・

バスは来ない。・・・
その日は特に風もあり寒さが体に沁みてきた。・・・時計は20時を回っている。
<この寒さは並んでいる高齢者にはきついな>

道路の向かい側から3人大きな箱を持って近寄ってくる???・・・・・

「みなさん、スープです。良かったら飲んでください。」・・・・

見ると「玉子スープ」だった。・・・
全員が驚いていた。たぶん「何故?」と言う思いがあったのだろう。・・・
全員に配り終わると「頑張ってください。」と言って道路の向かい側にある中華料理店「香港楼」に戻っていった。
全員がその店主の心に感謝した。
<この暖かいスープの味は一生忘れないだろう>・・・・
中国人なのだと思うが、東京に来て初めて人の思いやりに出会った気がした。・・・

21時40分、バスが来た。
寒さに耐えられなくなった人が列を離れ、列は60人くらいに減っていた。
ぎゅうぎゅう詰めで全員が乗れた。
寒さで苛立っていた一人が、「このバスの後に何台来るんだい?」

運転手は「これが最終です。」・・・・
「ふざけるなよ。何時間待ってると思ってんだよ!」
「すみません。私に言われても会社が決めたことですから。・・・・」

確かに運転手に言っても仕方がない。・・・全員沈黙した。
運転手はギアーを入れ発進した。「これより、新小岩に向かいますが交通渋滞により錦糸町まで2時間以上かかると思われます。ですので新小岩到着は現在予想がつきませんのでご了承下さい。」
・・・・・・。<歩いて錦糸町に行ったほうが早いな。・・・・>

23時30分、バスは両国駅から両国本所警察署の前の京葉道路にいた。
たった200m進むのに2時間近くかかっている。
バス内はぎゅうぎゅう詰めの中、熱気で息苦しく、うずくまれず意識が薄れる人まで見える。・・・

私は携帯を何とか取り出し、メールを確認する。・・・
家族からのメール、「今どこにいる?」に現状を返信した。・・・
するとしばらくして「墨田区は全学校が帰宅困難者のために開放しているよ」と言う返信が来た。
私は運転手に降ろしてもらい、過去に仕事で記憶にあった小学校に向かった。・・・




つづく。



nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。